1号に寄せて(荻上チキ)

  • 「α-Synodos vol.1」
こんにちわ。大好評配信中の知的情報メールマガジン、「αシノドス」編集長の荻上チキです。また今号も、現時点で6万字超えてますけど、文字数以上に内容の濃度に驚いていただけたでしょうか。

今号の座談会は、鈴木謙介さんによる「後期近代における不安とセキュリティ 前編」です。なんとこのセミナー、前後あわせるとそれだけで6万字弱になるというとてつもない長さです。当日は、鈴木謙介さんによる話に芹沢さんがロングパスをさらに返し、それから白熱したディスカッションが続いていくというリアルハードコアな内容でしたが、会場は長さをまったく感じさせない熱気で包まれていました。って、当日会場にいなかったので知りませんが(爆)、テープ起こしの音声から伝わってきたので間違いありません(笑)。

それにしても贅沢なセミナーですよねー。「近代―後期近代」をめぐる議論のエッセンスを、気鋭の(←便利な言葉です)二人が語る語る。くれぐれも「近代っていつから始まったの?」とか「後期近代ってどこから線引きするの?何年何月何日何時何分何秒地球が何回回った時っ?」とか聞いて、ぶん殴られないように気をつけてください。後者の質問は、たぶん誰に聞いてぶん殴られると思いますが。それにしても、中島さんといい鈴木さんといい、ここまでくだけた、というよりはぶっちゃけた感じでしゃべっていただけて、マジ感謝です。

速水さんとの対談は、「自分探し」について。彼の著書の中では、割と70年代以降の歴史に焦点があてられたうえで、現象についての丁寧な解説に力が注がれていたように思えたので、対談では、より長期的な議論やメタな部分について掘り下げてみました。

特に印象深かったのは、占い師のくだりでしょうか。話自体のインパクトもさることながら、フィールドワークをしている人と話すと、違う領域の人であったとしても、「そうそう、それそれ!」と共有できるものが多々あったりします。ていうか、当初はインタビュー予定だったんですが、そういう辺りで盛り上がってしまい、また対談になってしまった。いつもそうだ…orz 速水さんとはブロガーという点でも共通点があったので、色々な情報をいただいたりもしました。とても掲載できませんが。速水さんのブログは本当に面白いので、皆様も是非ご覧あれ。ライターだけあって、と言っていいのか分かりませんが、目利きのセンスが抜群です。



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