Synodos(シノドス)とは?
Synodos(シノドス)は日本社会の〈現在〉を多角的に検討する知の交流スペースです。
Synodos(シノドス)とは?
ギリシア語で「集会」の意をもつシノドスには、「惑星の合」や「ともに道を行く」という意味があります。別々の軌道を移動する惑星や、別々の道を行く人びとが、或るとき或る場所でその道を交差させること。わたしたちは、主義主張や専門のちがいとは無縁に、まずは互いの存在を交差させ、ひととき道を共にし、互いのあわいに生じる触発の出来事に身を委ねます。シノドスとはまた、戦争でもありセックスでもあります。それは、エロスとタナトスという欲動のうちで、人びとが自らの境界を他者と融かしあう場所であるかもしれません。わたしたちはこの場所に集うことで、互いの知と記憶のうえで道を共にし、諍い惹かれあいながら、再び別れてゆくでしょう。いずれまた互いに別の軌道、別の道を行くにしても、こうした遭遇の後では、集う前にはありえることのなかった新たな変化が互いのなかに兆しているにちがいありません。シノドスは、日々新たに生成する集いをつうじて、わたしたちが生きる〈現在〉を明らかにすることを目指す歓待の場なのです。(山本貴光)
芹沢一也 (せりざわ・かずや) :Synodos主宰
慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程を修了。慶應義塾大学、京都造形芸術大学、朝日カルチャーセンターなどにて講師。社会学を専攻する傍ら、大正期を中心とする近代日本の思想や文化、社会に研究分野を広げる。専門は近代日本思想史・文化史。著書に『犯罪不安社会』(浜井浩一との共著、光文社新書)、『ホラーハウス社会』(講談社プラスアルファ新書)、『狂気と犯罪』(講談社プラスアルファ新書)、『〈法〉から解放される権力』(新曜社)。現在、朝日新聞社『論座』にて季評を連載中。
(最終更新日 2008.04.01)